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ハンセン指数構成42銘柄 編集部の最新分析レポート



『中国人寿』(02628)

■シェア4割を持つ生命保険のトップ
 生命保険会社として中国最大の規模を持つトップ企業。市場シェア40%以上を占め、金融誌「フォーブス」の世界企業番付500社にランクする実力者である。保険基金の膨大な資金を運用する機関投資家としても著名で、しばしば中国、香港のIPOなどに参入している。

 近年の中国経済成長の波に乗り、業績はここ数年3ケタに迫る急成長が続いている。本業の保険商品販売も堅調に2ケタ成長を維持しているが、純利益は投資収益の急増が大きい。国内外を問わず、保険会社はどこもそうだが、同社も保険で集めた資金を国内A株や香港株への投資に回すことでさらなる収益アップを図っており、これまでは株式市場の急成長が大きく貢献した。ただ、昨年1〜9月期決算では売上が2849億元と前年同期比27・9%の増収を維持した一方、政府の経済引き締め策や金融不安にともなう株安を受けて、純利益は同46・9%減の131億1100万元とほぼ半減している。

 そしてこのたび、同社は上場以来初となる業績警告を発表。上で挙げた経済、株式市場の低迷のほか、豪雪や地震など自然災害による賠償金の増加で、第4四半期の純利益が前期比でおよそ6割縮小。通期でも50%以上の減益に落ち込むと予告している。これが短期的な悪材料とみられ、最近の株価は売りに押され気味となっている。






■編集部の一言
 
「先に業績警告を発表しましたが、各証券の見方は軒並み"強気"です。世界の金融機関のなかでもトップクラスの実力を持つ、と高評価する機関もあります。07年には50HKドルを超えた株価も相場の下落によりいまや20HKドル前後に落ちていますが、そろそろ買い時到来と見ています。事業の規模や内外での知名度、今後の見通しなどを総合すると、同社の信頼感は香港市場のなかでもバツグン。

 個人的にも「買い」です。短期的には『AIG』が競売に出すアジア生命保険部門『AIA』の入札競争で同社が競り落とせば、株価に大きな支援材料となりそうです」


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