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ハンセン指数構成42銘柄 編集部の最新分析レポート



『神華能源』(01088)

■08年通期も好業績に期待
 中国最大の石炭メーカー。炭坑の探索や開発を手掛けるほか、輸送のための鉄道や港を自社で保有。沿岸部では発電プラントも経営するなど、川上から川下事業までを一体化させたビジネスモデルを確立している総合エネルギー企業である。

 業績は近年の石炭価格の急騰を受け、好調。昨年1〜9月期では前年同期比で29%の増収(775億1100万元)、43%の増益(227億900万元)と大幅増益をマーク。収益の約7割を占める石炭部門が生産量、販売価格ともに2ケタ台の成長を見せたことが、収益増に大きく寄与した。

 第4四半期に入ると、商品価格の急落が素材メーカー全体を圧迫。石炭業界も価格の大幅な下落を受け、経営悪化の危機が到来しているが、同社は流通、発電部門の拡大でリスクを最小限にとどめることに成功している。こうした実績から、業績に対するディフェンシブ性は高いとの評価を受けている。また、今月8日には親会社『神華集団』が国資委(国務院国有資産監督管理委員会)を通じて08年通期純利益を前年比28・5%増と発表しており、旗艦企業である同社の業績も2ケタ成長を維持する見通し。


■株価は出遅れ気味も、長期展望は良好
 中国最大の石炭メーカー。炭坑の探索や開発を手掛けるほか、輸送のための鉄道や港を自社で保有。沿岸部では発電プラントも経営するなど、川上から川下事業までを一体化させたビジネスモデルを確立している総合エネルギー企業である。

 今年の石炭価格について、上半期は引き続き厳しい状況が続くとの見方が強い。そこで同社では、世界的な景気低迷をチャンスとみて、さらなる業務の拡大を推進。昨年末にはオーストラリアで面積約190平方キロの炭鉱開発権を13億800万元で買収。ここには10億d以上の高品質な石炭資源が埋蔵され、同社の業容拡大に大きく貢献すると予想される。

 さらに発電部門でも、今年から傘下の熱発電プラントを通じて天津市へ電力を供給することで決定しており、収益にさらなる厚みが加わりそうだ。

 先に中国政府が発表した4兆元の景気刺激策を受け、素材セクターの株価は急騰を見せているが、石炭セクターの株価はやや出遅れ気味





■編集部の一言
 
「同社は同業他社には真似のできない"石炭、流通、発電"の一体化を実現し、業界内でダントツの実力を持つ優良企業。今年からは石油の代替エネルギーとされる液化石炭の生産も開始しており、将来のさらなる成長が期待されます。

 また、最近は『リオ・ティント』の傘下であるオーストラリアの石炭資産買収を予定しています。およそ37億2000万米jの資産を取り込むことに成功すれば、収入や世界シェアの拡大だけでなく、株価にも大きな支援材料となるでしょう。いまの株価水準であれば、ぜひとも持っておきたいお奨め企業です」


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