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ハンセン指数構成42銘柄 編集部の最新分析レポート



『CNOOC』(00883)

■原油急落で大打撃の石油メジャー
 中国3大石油メジャーの一つで、主に海上油田での原油、天然ガスの探索から開発、生産などを手掛ける。事業のエリアは渤海湾や南シナ海などの国内から、インドネシア、アフリカ、オーストラリアなどにも手を伸ばしており、保有資産の可採埋蔵量は現時点でおよそ26億バレルにのぼる。

 同社は、『ペトロチャイナ』(00857)や『シノペック』(00386)と違い石化部門を持っていない。そのため、業績は原油動向に敏感に反応するところが大きな特徴。原油価格が下がれば、それだけ同社の業績は悪化することから、世界経済の停滞にともなう原油価格の急落で、昨年下半期から収益が低迷している。昨年度の通期決算では上半期の原油高により約50%の増益が見込まれるが、今年は大幅な減収減益を予想。来年には回復に転じるとの観測から、いまが我慢の時とみられている。

 同社は深海油田の開発を今後の事業の軸に据え、カナダの『ハスキーエナジー』や米『コノコ・フィリップス』との合弁で中国近海において開発を行なっている。また、今年の原油・天然ガス生産量を14〜16%引き上げる計画を打ち出しており、生産量の拡大で業績の低下をカバーしていく構えである。





■編集部の一言
 
「原油価格の回復を図ってOPECが減産をしていますが、世界経済が低迷する現状では大きく効果が出ているとはいえません。経済の復興にともない原油が反発すれば、同社の業績も好転するとみられますが、2010年まではそのチャンスも薄いと思われます。安値感は確実に高いので、不況のいまのうちに購入しておくのも一手ですが、高額の資金投入は控えるのが無難です」


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