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ハンセン指数構成42銘柄 編集部の最新分析レポート



『ハチソン・ワンポア』(00013)

■李嘉誠氏が指揮する超大型企業
 ハンセン指数構成銘柄で最大規模の企業の一つ。経済誌「フォーチュン」の「世界の大企業500社」にも選ばれている。香港No.1の大富豪・李嘉誠氏の『長江実業』(00001)が同社の株式49・97%を保有しており、両社合わせて"長和系"と呼ばれている。

 本業は埠頭運営で、香港、中国のほか、アジア、アフリカ、欧州などに進出しているが、『長江基建』(01038)や『TOM集団』(02383)、『和記電訊』(02332)、『和記港陸』(00715)などの上場企業を傘下に従え、国内外での3G通信事業や不動産、小売、エネルギーなど手広く事業を行っている。

 昨年6月末の中間決算では売上高が前年同期比21・2%増の1191億6400万HKj、純利益は同62・8%減の106億8800万HKjに落ち込んだ。世界的な不況や海運運賃の低下で港湾部門の収益減少が見込まれるほか、3G部門の赤字経営も引き続き業績全体を圧迫し、昨年から今年にかけての業績は低迷するとみられている。


■豪州3G部門が他社との合併で業績回復へ
 株価は他社に比べて緩やかに推移。昨年の80HKj台と比べると半減しているが、昨年11月の安値時にも落ち込みが少なく、そのまま40HKjを軸に狭いレンジでの値動きが続いている。

 同社は近年、国内外での3G事業に力を入れているが、赤字経営が続いている。オーストラリアにおける3G部門は昨年も1億6300万オーストラリアドル(約8億1300万HKj)の損失を計上。そこで、同社は『Vodafone』の現地法人と合弁会社を立ち上げ、両社の資産を注入することで合意。これにより同地域での市場シェアは24%の業界3位に躍進。企業価値も約3割の上昇が見込まれ、業績も大幅な回復が予想されている。さらに、今後はもう一つの不採算事業である英国3G部門も他社との合併を進めていくとウワサも広がっている。






■編集部の一言
 
「『メリルリンチ』は否定的ですが、合併の可能性はゼロではなく、英国での3G事業の合併が進展すれば、確実に株価と企業価値を引き上げるでしょう。

 最近では業績への貢献が少ないエクアドルの港湾資産を売却し、新たな資金も調達しています。事業面では『長江基建』(01038)との業務再編がウワサされ、業務効率のアップも期待できます。現在の株価は過去10年来の最低水準にあり、長期でじっくり持てば大きなリターンをもたらす可能性もあるのでは」


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