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ハンセン指数構成42銘柄 編集部の最新分析レポート



『香港電灯』(00006)

■中間決算でセクター中唯一、2ケタ増益を達成
 『中電控股』(00002)とシェアを分け合う香港の電力企業。香港第3の島であるラマ島で発電プラントを運営し、香港島への電力供給を主力業務としている。同社の大株主は李嘉誠氏の『長江実業』(00001)及び『ハチソン・ワンポア』(00013)で、その傘下で上場企業の『長江基建』(01038)を通じて同社の株式を保有している。また、最近では海外事業にも力を入れており、オーストラリアやタイ、イギリス、カナダでエネルギー事業を展開している。

 業績は堅調な伸びが続いている。07年の通期決算では前年比8・9%の増益(67億2700万HKj)と1ケタ台の伸びにとどまったが、今年は香港と海外事業の好調で、先の中間決算では17・9%の増益(31億7100万HKj)を計上。公共事業3社のなかでは最大の伸び率をマークした。今年の通期決算では純利益76億HKjと2ケタ増益が見込まれるが、来年には電力価格の引き下げが計画されていることから、これをピークに09〜10年にかけて収益も減少していくと予測されている。

 同社のメリットは健全な財務内容。負債比率はわずか3%で、資産買収による資金調達にも有利。とくに"長和系(『ハチソン・ワンポア』(00013)、『長江実業』(00001)系列の呼称)"の強力なバックボーンもあり、資金面での問題はなさそうだ。

 この強みを活かして、同社は企業や資産買収を通じての事業拡大を推進。今月は中国の国内企業と合弁で雲南省、湖北省での風力発電事業に着手している。また、『長江基建』と共同でニュージーランド企業の買収も予定しているとのこと。現時点では海外事業の比重は収入全体の30%に満たないが、将来は海外資産の拡大に力を入れて、収益力を強化していく方針を打ち出している。




■編集部の一言
 
「依然として不透明な相場動向のなか、同社にはファンド筋の買いが集まっており、長期的にも安定した株価の推移が予想されます。『中電控股』(00002)と同じく、同社も配当性向は50%を超え、配当利回り4〜6%と長期投資向けの銘柄です。リスクヘッジのためにも同社のような安定企業をポートフォリオに入れてみるのも一手です」


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