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ハンセン指数構成42銘柄 編集部の最新分析レポート



『中華煤気』(00003)

■李兆基氏が旗振り役、香港唯一のガス会社
 『ヘンダーソン・ランド』(00012)を親会社に持つガス会社。香港屈指の富豪である李兆基氏が主席を務め、『香港小輪(集団)』(00050)、『美麗華酒店』(00071)、『恒基兆業発展』(00097)は姉妹企業にあたる。同社は香港唯一のガス会社で都市ガスの生産からパイプラインでの供給を行なっているほか、不動産業務も手掛けている。

 06年末には中国のガス会社である『港華燃気』(01083:旧百江燃気)の権益45%を取得して、中国本土への進出を果たしている。

 07年通期決算では前年比で58・1%の大幅増益(92億7000万HKj)となったが、今年の中間決算における純利益は前年同期比で53・9%減の25億2400万HKjの計上となった。これは、前年同期に『港華燃気』への資産注入で特別利益が発生した反動と手持ちの不動産物件の資産価値低下によるもの。ただ、同社は香港の166万戸にガス供給を行っており、上半期のガス販売量は2%の増加。そのほか新築物件の9割以上は同社がガスを提供していることからも、本業は至って安定しているといえる。

 今年通期の純利益こそ45億HKjに半減する見通しだが、09年、10年は47億HKj、49億HKjと堅実な伸びが予想されている。

 同社は今年から新エネルギーの分野に進出。9月に石油メジャーの『中国石油天然気集団』(ペトロチャイナの親会社)、『中石化集団』(シノペックの親会社)と提携し、中国国内で石炭ガスの生産を行なうと発表。すでに3億HKjを同プロジェクトに投じているが、今後3年では総額80億HKjの投資を予定しており、回収率は15%が見込まれる。同社では将来の収益源の一つとして今後も力を入れていく構え。





■編集部の一言
 
「同社の強みの一つは強大な親会社で、業務拡大の資金繰りにも心配はありません。中国国内の景気は低下傾向にありますが、同社はこの市場調整を好機と捉え、李兆基氏の主導で国内事業を急速に拡大しています。新エネルギー事業の期待も高く、今後が有望な企業です」


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