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ハンセン指数構成42銘柄 編集部の最新分析レポート



『ハルビン動力』(01133)

■指数構成銘柄入りを果たした発電設備の大手
 黒龍江省ハルビンに拠点を置く発電設備メーカー。同省の重点企業である『ハルビン電站設備集団』を親会社に持ち、グループ内の主力傘下企業として、火力発電設備を中心に水力、原子力発電設備や関連機械を手掛ける。上場は96年と古参だが、今年1月に念願のH株指数構成銘柄入りを果たしたばかり。

 最近の業績動向を振り返ってみると、07年通期決算では前年比49・1%の増益(15億2800万元)をマーク。その後の08年中間決算でも売上高は7・5%の伸びを示したものの、原料コストの増加により、純利益は前年同期から9・3%減少した。


■政府による投資拡大も、今年は厳しい環境に
 さて『ハルビン動力』のお得意先は、全国各地の電力会社である。景気後退局面に入り電力消費が落ち込めば、当然、各電力会社の有閑設備も増え、新規の設備購入は見合わせよう、という流れになる。したがって、電力業界の動向が同社の業績を左右するポイントといえよう。

 その電力業界では、発電用石炭価格が値下がりしたことで復調に向かっているものの、すでに業界全体として設備投資に巨額を投じており、電力の供給過剰が続きそうな気配。

 もちろん、政府の業界振興策を受け、電力需要の拡大も期待されるところだが、電力業界に対するテコ入れ策は、基本的に原子力や風力、太陽光発電、また送電網の充実が対象とされ、従来の火力や水力といった分野の恩恵はそれほど見込めないのが現状である。

 このため、一連の景気刺激策は同社にとって直接の好材料とはならないとの見方が濃厚。一部では、今年の業界全体における火力発電設備の新規受注は前年比で80%減少するとの観測もあるほどなのだ。





■編集部の一言
 
「新興市場では、電力設備の需給量は経済成長と比例するといわれます。今年GDP伸び率8%を維持できれば、電力設備の需要も回復に向かうはずですが、政策的に火力発電設備の需要増は期待薄。当面はセクター平均を上回るパフォーマンスは難しいでしょう。買い場到来はまだ先となりそうです」


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