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ハンセン指数構成42銘柄 編集部の最新分析レポート



『馬鞍山鉄鋼』(00323)

■1Q赤字転落も下半期に回復へ
 中国10大鉄鋼基地の一つに数えられる安徽省東部の馬鞍山市に拠点を構える大手鉄鋼企業。取り扱い製品は一般鋼材で、建築、自動車、鉄道、機械用鋼材の生産・販売を行なう。生産量は1378万d。なかでもビレット(角柱形状の鋼材)は鋼材売上の5割を占める主力製品である。最近では技術力の強化に力を入れ、熱延薄板や冷延薄板など付加価値の高い製品にも手を伸ばしている。

 金融危機や中国経済成長の鈍化を受け、同社の業績は昨年から不振が続いている。08年の通期決算では売上こそ700億元と前年比43%の増収となったものの、純利益は7億1000万元と同71%の大幅減益。鋼材販売価格の大幅な下落に加え、原料、燃料コスト高が業績を圧迫した。

 今年に入ると、燃料などのコストが低下している一方、需要が大きく縮小。先に発表された第1四半期決算では前年同期比34%の減収(115億3100万元)で、8億9900万元の赤字に転落している。

 「安価な製品を主力としているため、業績は原料である鉄鉱石価格に大きく左右されます。鉄鉱石コスト高に苦しんだ昨年に続き、今年は鋼材価格が50%以上下落しており、いまが収益の谷間とみられます」(地元経済アナリスト)





■編集部の一言
 
「同社の収益は原料の鉄鉱石価格に左右されやすく、仮に価格が1%下落すれば、同社の純利益は11%上昇すると試算され、ライバルの『鞍鋼スチール』(00347)の6%、『重慶鉄鋼』(01055)の7%を大きく上回ります。原料コスト次第では、予想を上回る好業績となる可能性もあるでしょう。鉄鋼業界は周期的にも回復傾向にあるので、当面は株価の下がったところで押し目買い。機関投資家である『ハルビス・キャピタル』が4月末から5月初旬にかけて3000万株以上を買い増していることからも、見通しは明るそうです。長期スパンであれば52週高値の5・9HKjを目指したいところです」


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