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◆ アジア 特集記事 ◆ 

【まだ間に合う! ここから買うベトナム株】

金利据え置きで期待される景気拡大
ナマズ輸出増加で潤う水産加工会社
業界最大手『ナムベト水産』(ANV)に勝機あり


(『ベンチャーインテリジェンス』 08年09月9日号掲載)


ベトナム中央銀行は先月29日、国内物価が落ち着いていることなどを理由に、9月以降の政策金利を14%に据え置くことを決定した。2ヵ月連続の金利据え置きとなるが、これで国内投資家の将来見通しはいっそう明るくなりそうである。

マーケットもこうした動きを歓迎し、代表的な株価指数であるVN指数は節目である500ポイントを上回り、直近終値(8日)でも532・71ポイントをつけ堅調に推移している。

7、8月の回復相場ではVN指数は底値から40%も上昇する一方、本紙がお伝えした『サイゴン証券』(SSI)のように株価が底値から2倍以上に高騰するものも続出した。若干の過熱感が出ていることは事実だが、よく探せば実力があるにも関わらず株価が安い出遅れ銘柄があることも事実。

そこで今回はそうした出遅れ銘柄のなかから、同国が誇る水産品“ベトナム産ナマズ”(以下、ナマズ)で急成長を続けるホープ企業をご紹介する。


代表的な水産輸出品“エビ”を抜く勢い
 07年通期のナマズの輸出額は前年比34・4%増の10億米jをマークした。水産物全体のなかでも突出した伸びとなっており、いまや水産物輸出額(38億米j)に占めるシェアは26%にまで拡大した。

この成長を可能にした要因のひとつが、EUやロシア市場における需要の拡大。07年のナマズの輸出先比率は、EUが48%、ロシア9・2%、アセアン7・9%、米国6・9%となっており、米国以外の市場開拓に成功したことが、ここ数年の急拡大を可能にした要因であることが理解される。

今年1−7月の輸出額は7億6270万米jで、冷凍エビの同7億8430万米jに迫っている。年間では政府目標の12億米jに届くとみられる。
また、ロシア及びEUのナマズ需要が引き続き成長することから、国際的な研究機関によると、09年の輸出額は14億4000万米jに達すると予測されている。

 



来年末までに生産能力は倍増
 ここで注目したいのが同業界最大手の『ナムべト水産』(ANV)である。
 同社は500社以上あるといわれるナマズ加工輸出会社の大手で、南部のアンザン省を中心に、3つの冷凍加工工場を保有する。ナマズ輸出では市場シェアの17・6%を占める最大手であり、国の内外で高い知名度を誇る。

最大の強みは世界69ヵ国に販売ルートを持っているということ。また主な輸出先がEUとロシアであり(両方で同社の輸出先の6割を占める)、成長性の高い市場にも恵まれている。

07年のナマズ輸出額は1億7639万米j(約2兆8446億ドン)を計上し、同業ではダントツの首位となった。

今年と来年の下半期に一ヵ所ずつ新工場が完成する計画で、これによりナマズ製品の年間生産能力は現在の44万dから、年内に70万dに増加、さらに09年には100万dへ増加する見通しである。


混乱をはねかえし、通期は2ケタの増益
 今年の中間決算では、売上高で前年同期比23%減収の1兆3570億ドン、純利益で同21%減益の1545億ドンとなったが、これは銀行による外国為替両替に遅延があったことが要因。あくまでも一時的な要因であり、政府による銀行の指導などもあり、下半期に入ってからは、改善されてきている。

 地元証券関係者によると、こうした混乱の影響もあり、通期決算では売上高こそ前年並みの3兆2000ドンとなるものの、ナマズの輸出価格が国際的に上昇傾向にあるため、純利益は前年比20%増の4632億ドン、EPS7126ドンを実現するとみられている。

これをもとにした8日終値の4万7500ドンの予想PERは6・7倍となり、本格的な割安水準にあるといえる。前述したように、生産能力の拡大などにより、来期以降は再び高成長路線を取り戻す可能性が高い同社だけに、ここは押し目買いのチャンスととえらえていいのではないだろうか。

 


※『ベンチャーインテリジェンス』9月9日号から転載


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