info_top
◆ アジア 特集記事 ◆ 


【本気で儲けるベトナム株】

市場心理は急速に改善の動き

本紙読者だけにこっそりお教えする必勝銘柄

予想PER4・8倍のバーゲンセールは狙い目

『カビコ鉱産』(MCV)でベトナム豪華旅行費を捻出する!




ベトナムの株式市場が反騰を開始した。VN指数は929・85ポイントをつけ、騰勢を強めて来た。本紙が独自にまとめている2週間高値抜き銘柄(過去2週間につけた高値より株価が高い銘柄)の数も、先週末の28日には14銘柄しかなかったが本日は54銘柄にまで拡大しており、しかもその内容が良い。

VN指数自体を筆頭に、インフラ投資の『ソンダ工業団地・都市投資』(SJS)、空調工事・オフィス開発の『リー』(REE)、民間銀行の『サコムバンク』(STB)ほか、市場を代表する大型優良株がそろって2週高値を超えてきており、市場心理は急速に明るさを取り戻している。今回は先週に引き続き、大化けする可能性の高い銘柄を鉱業セクターから取り上げる。


石炭セクターの有望銘柄
『カビコ・ベトナム鉱産建設』(MCV)

同社は発電所、道路などインフラ建設に強みを持つ『カビコ』(カビコ・ベトナム建設投資株式会社、未上場)の子会社で、グループ内では鉱山関連工事の専門企業と位置づけられている。設立は02年と社歴は浅いものの、設立から5年あまりで、昨年12月11日にホーチミン証券取引所に上場した。株主は親会社の『カビコ』が49・8%、従業員が2・74%を保有するほか、大手証券会社も大口投資家に名を連ねる。資本金310億ドン(約2・2億円、為替レート:1ドン=0・0072円)、従業員は約400人。

主な事業は石炭採掘、道路および水力発電所の建設である。石炭採掘は露天堀り方式で、ベトナム北西部のクアン・ニン省にあるヌイ・ベン炭鉱、ベト・ミンド炭鉱で行っている。これらの鉱山は政府系企業のビナコール(ベトナム石炭総公社)が開発しており、同社は下請けとして参画。

売上高比率は、採掘による収入が8割、道路や発電所の工事による収入が2割となっている。06年の通期業績は売上高が前年比60%減の495億ドン(約3・5億円)、純利益が同57%減の36億6300ドン(約2600万円)となった。これは建設プロジェクトの受注が一時的に落ち込んだためとされる。

高い技術力で海外に飛躍!
ベトナムの炭鉱はほとんどが露天掘り。つまり地面を掘って石炭をとりだし、ダンプカーに乗せて運ぶという比較的シンプルな内容の事業となる(新鉱探査を除く)。こういう状況では、効率アップおよびコスト削減には、最新式の設備を投入することが一番の近道。同社の建設機械も、新しい年式の外国製の建機を使用しており、業界内でも評判の高い効率を可能にしている。

炭田開発が急ピッチで進んでいるため、今後は地中深くまで炭坑をつくる坑内掘りに移行する必要が出てくるが、その場合も最新設備を誇る同社が有利になるとみられる。

また、同社の説明によると、現在オーストラリアにおける石炭開発を準備中とのこと。独自開発なのか、従来通りベトナム石炭総公社が開発し、同社が下請けとして参画するのかは未発表ながら、親会社の『カビコ』はオーストラリアに子会社を設立しており、実現性は高い。この話が具体的になれば、マーケットの注目度は一気に高まるだろう。


親会社『カビコ』も急成長中
同社を理解するために親会社についても、詳しく見ていきたい。
同社の50%近い株式を保有する『カビコ』は発電所、道路などの公共工事を得意とする総合建設会社。00年の設立から急速に拡大しており、非政府系の民間建設会社としては国内トップに挙げられる。トンネルプロジェクトなどでは強みを持つ日本の鹿島建設とも一緒に仕事をしており、土木技術のレベルは高い。

傘下企業は同社を含めて14社ある。発電やトンネルなど各分野ごとに専門的な工事会社を置いているほか、情報通信会社なども含まれる。海外ではオーストラリアに子会社を置くなど、一大コングロマリット(複合企業)といえる。グループの従業員は合計3000人を超える。

05年の売上高は約2500万米j(約28・5億円)、総資産は約6400万米j(約73・9億円)以上とされる。今年はすでに橋や水力発電所などのインフラ建設で、合計1億米j(約115億円)を越す案件を受注しており、事業拡大はまだまだ続きそう。

米国に裏口上場
『カビコ』は昨年5月、店頭市場で取引されていた米国のコンテンツ制作会社『エージェント155ドットコム』を買収した。これにより同社が米国の資本市場に登録されるかたちとなり、米国投資家へのアクセスを手に入れた。

いわゆる“裏口上場”と呼ばれるスタイルだが、買収後には社名を『カビコ・コープ』に変え、さらに店頭取引ではなく、ナスダックやニューヨーク証券取引所などへのステップアップを目指している(今年6月以降、提出書類の不備により株式の取引は停止されている。同社は早期の再開を目指して準備中)。

この大胆な展開のなかに『カビコ』が勝ち組である理由が表れている。このような離れ業が出来るのも、政府関係者との強いパイプがあるから。子会社の『カビコ鉱産』が上場する直前、政府色の強い金融機関である『ミリタリー銀行』に株式を7%取得させたり、別の政府色の強い金融機関にも株を分けたりと、かなりの政治上手でもある。『カビコ鉱産』には、頭の切れる強力なバックがついているといえよう。(以下の写真は『カビコ』の現場)




目標はビッグ!4・2倍の増収、6・3倍の増益
『カビコ鉱産』の07年の中間決算は、売上高が前年同期比8・9倍の452億7800万ドン(約3・2億円)、純利益が32・2倍の23億5600万ドン(約1690万円)となった。前年の上半期が悪かったことの反動もあったが、まずまずの内容といえる。 

今年4月の株主総会で承認された事業計画によると、07年通期の業績予想は売上高2120億ドン(約15・3億円)、税引前利益266億7000万ドン(約1・9億円)となっている。上場企業は法人税が50%減免されることを勘案し、当社が税引後の純利益を計算したところ、純利益として229億3600万ドン(約1・6億円)が見込まれる。これをもとにして計算した予想EPSは7399ドン。4日終値の3万5700ドンはPERで4・8倍と超割安株となる。

ただ、気になるのは業績の進捗である。今年上半期の実績の株主総会の目標に対する達成率は、売上高と純利益が各々21%と10%でしかなく、ふつうに考えれば年間達成は絶望視されるところ。ただ、06年の下半期の業績は上半期に対して、売上高が8・7倍、純利益が49・2倍と下期偏重型であったことも事実で、同社の経営手腕を信じるのであれば、第3四半期からの業績発表は飛躍的な増収増益のオンパレード、それに応じて株価は大きな上昇を見ることになるだろう。

個人投資家にとって大いに助けとなるのが、同社の株価の調整率と底固めの動きである。株価は上場時の5万3500ドンから計算して33%も下落しているうえ、株価は7月中旬から直近にかけて、ソーサー型(皿のようにゆるやなか底)の大底を形成した可能性が高い。

秋から大型の有償増資を予定しており、タイミング的には株価が上がる確率は高くなっている。長期、短期の両方で見て、勝算は大きいといえそうだ。年末旅行は家族でベトナムに豪華旅行したいと考えている方には、夢を現実にしてくれるかも知れない銘柄である。


※『ベンチャーインテリジェンス』9月4日号から転載

投資情報紙・週刊『ベンチャーインテリジェンス』はこちら
URL:http://www.jigyonet.co.jp/aboutvi.html


アジア特集記事トップへ戻る



もっと株式投資が上達したい!という方のために
株売買『特訓教室』(CD-ROM) 押し目で買う練習をしませんか?実戦対応の練習を!

ビジネストレンドをキャッチしたい?
メジャーなのにソフトな語り口! フジサンケイ ビジネスアイ


Page Top



この改行は必要→